永田で全てが語れるわけでもなし2006年02月26日 12:29

永田がうそをついた、かどうかはわからない。

でも、これで自民党の全てが浄化されたわけでも無し、

民主党がやってること全てが間違いなわけでも無し。

どうにも極端な風潮と言うか、流れと言うか。

今まで民主党に投票したことなんていっぺんも無かったが、

だからといって共産党や社民党なぞに自民と張り合う野党は務まらないのだから

民主党にはそれなりの存在感があって欲しい。

判官贔屓というわけじゃないが、今後なにか出すたんびに「ガセ」と

言われ続けるんだろうなぁ、とちょっとだけ思った次第。

「RFIDの本格導入」と煽る2006年02月26日 12:09

菱食が導入を検討、ビックカメラが導入を検討、と
名の通った流通業がRFIDの導入を検討している記事を新聞で
よく見つけるようになりました。

タグ1こ当たりの単価が高い、導入はもっと安くなってから、
というのが殆どの企業の考え方でしょう。
導入のメリットと、払うコストを天秤にかけた時、今の時点ではどう見たって
払うコストの方が大きくなるのは目に見えています。
しかし今導入を検討している企業は、その高いコストを吸収してなおメリットがある、
と踏んだからこそ導入しようとしています。

吸収、と書きましたが、正確には放出、と言えます。
小売業は卸に、卸はメーカーに、というように。
つまり立場を利用して自らの負担をより上流に追い出してしまうのです。
米国のウォルマートの例を持ち出すまでも無く、
「買って欲しければRFIDを付けて来い」というわけです。
「じゃなきゃ明日から来なくていい。他から買う」と。

言われた上流工程はたまったもんじゃありません。
タグを付けるコストは自分持ち、でもメリットは全て下流に持っていかれる、
つけないと取引が全部無くなる、というまさに踏んだり蹴ったり。
ビックカメラの例では、協力を呼びかけたメーカーの殆どは導入できない、
と断ってきたとか。ま、記事に書いてあることが全てではないでしょうけど。

上流工程をパートナーと見るか、搾取の対象と見るか、
今後のこの2企業のRFID導入の進展具合は注目だと思います。
先んじて導入しよう、という意気込みだけは評価できますけど。

ネットの難しさを考えた【観光業サイト】2006年02月26日 11:50

先日ごく近場ですが旅行に行ってきました。
カネの出所が違うので1泊当たりの単価が結構大きいです。
要するに自腹でなかったと言うこと。めったにありませんが。

私は観光業については専門ではありません。
でも今回たまたま利用する立場になったので軽く思うところを書いてみます。

行くところやホテル、宿選びにインターネットを利用しました。
というか、今時それ以外の方法なんてないんじゃないか?と思えるぐらいです。
インターネットの普及が、ホテルや宿の選択を随分ラクに、厳しくしましたね。
望む条件でカンタンに検索できて、他と比較対照も容易に可能、
口コミという無秩序で制御不可能な、しかし最強の宣伝媒体も使える。
今回自分が宿を選ぶときにも口コミは必ずチェックしました。
ちょっとでも苦情めいたものが書いてあるとすぐに候補から外したり。
当の観光業の立場からすればチャンスが広がったように見える一方で、
何の戦略も方向性も持たないと「いつのまにか客が減っている」ことにもなります。

宿泊代というのは場所によって随分開きがありますね。当然です。
そのホテルや宿にはその場所なりのセールスポイントがあって、
かかったお金や得たいと思う利益も違うわけですから当たり前です。
ただ、その宿泊代をお客様が払うことでお客様が得られるだろうメリットを
わかりやすく、カンタンに、インパクトを持って告知、訴求できているか、
胸を張って大丈夫といえるホテルや宿はそうそう無いでしょう。
「私たちのホテル/宿はお客様に○○を提供します!!」としっかり
ホームページなどに書いているかどうか、ということです。

これには反論があって、ホテルや「宿が自分に出来ること」を明確に出してしまうと、
お客がそれを望んでいないときには全く関心を持ってもらえない。だから大まかに伝える、
悪く言えばごまかしておいた方がお客さまは勘違いしてとりあえず来てくれるのではないか。
ターゲットは広く持つべきで自ら狭めるようなことをするのはオカシイ、というものです。
言うまでも無く、たった1回の訪問だけで満足するならそれもアリなのでしょう。

でもリピーターを望むのなら決してこのような考えは採るべきではありません。
それに勘違いをして宿泊したお客様がもつ悪い印象は、かならずダメージとなって自分に返ります。
口コミの掲示板はそのためにあります。良いことを書くより悪いことを書くほうが楽しいのです。
時には、ホテルや宿側は悪いことをしているつもりがない場合もありますが、
それでもお客様の勘違いを責めることは出来ません。
勘違いをさせた自分たちが悪いのだ、と思うしかないのです。

望むものがなんでもあるホテルや宿を作ることはまず無理です。
自分たちが何をお客様に提供できるか、ということを何より自分たちが
分かっていないホテルや宿が多いのかもしれません。
サイトをざっと眺めてみただけで、宿泊しているイメージが湧くでしょうか?
「払ったお金でどんなイイコトがあるんだろう?」というお客様の興味に
できるだけ応えてあげられれば、予約を受けられる率も高まります。

週末起業にあこがれる?2006年02月26日 11:45

藤井孝一先生の本を読みました。
ご自身も中小企業診断士でいらっしゃいます。

最近購入したのですが、たいへん参考になります。
書いてあることが自分の目線と同じという印象です。
大仰なことでもないし、逆に簡単すぎることでもないし、
今後の自分の身の振り方に役に立ちそうな気がします。

いつかは独立と思っていますが、強みが無いうちに飛び出しても
飢えて死ぬだけなので、今の会社にいる間に使えるものは何でも使って、
自分に出来ることを確立したいと思います。

この本にある週末だけの起業、しかも会社にいながらインターネットを使って
就業規則に違反せず、金を得られる道筋をもうひとつ作っておく、
というのにはものすごくあこがれます。

物流の地位を考える5【物流は危険でも汚くもない】2006年02月22日 21:31

「物流の仕事」というと、いわゆる「3K」という思い込みがあります。

キツイ、キタナイ、キケン、というアレですね。

キツイ、かどうかは本人の感じ方なので触れません。

ただキタナイとキケンは、すべてに当てはまるわけではありません。

もちろん中にはそういう仕事もあります。

しかし最近はアルパ(アルバイト・パート)の採用が進んでいるように、

「フツーのヒト」がやれる仕事もたくさんあります。

普通の主婦や大学生が時給をもらってやる仕事ですから、

そんなに汚かったり危険だったりすれば数が集まりません。

800円とか900円でやってもらう仕事です。「軽作業」などと募集要項には

よく書いてあったりしますね。倉庫内でモノの出し入れを行います。

例えば食べ物を扱う倉庫では、キタナイ、は絶対あってはならないことです。

キタナイ食べ物を出荷すれば、顧客離れを起こすだけでなく、

最悪の場合消費者に対して害を成すことになってしまいます。

また、そんなに危険な倉庫の現場であったとすれば、モノそのものへの

影響も相当に悪くなるものと考えられます。

倉庫の現場で働くヒトが正社員からアルパへとシフトしていくにつれ、

企業はかつてのように倉庫をタコ部屋のような場所のまま放置しておく

わけにはいかなくなったのです。

キレイな倉庫にはヒトがたくさん集まり、キレイな物流が行われ、

キレイな物流品質、物流サービスが提供されます。

それを達成している倉庫はたくさんあります。